東京のシェアハウス
シェアハウスとゲストハウス
独身の人を中心に、住まいの形として定着しつつある「シェアハウス」。テレビなどでシェアハウスを舞台としたドラマやバラエティなどが放映されることもあって、シェアハウス暮らしに憧れる人も多いといいます。
しかし、実際にシェアハウスってどんなもの?というと、案外よくわからないという人も多いでしょう。
たとえば、世の中にはシェアハウスによく似た形態の住まいとして「ゲストハウス」と呼ばれるものもあります。見ず知らずの人と一つ屋根の下で生活をともにするのがシェアハウスだとすると、ゲストハウスもまた同じ条件の住まいの形です。
シェアハウスとゲストハウスの違いは、シェアハウスが長期的に生活をする賃貸住宅であるのに対し、ゲストハウスは短期的に宿泊をする宿泊施設であるという違いがあります。
とはいえ、シェアハウスという呼び名が定着する前は、シェアハウスのような賃貸住宅のこともゲストハウスと呼ばれていた時代もあり、現在もシェアハウスとゲストハウスの使い分けは曖昧であることも多いようです。
シェアハウスの利用者
今や全国に広がっているシェアハウスですが、やはり一番物件数が多いのは、人口も多い東京です。
東京のシェアハウスの利用者の多くは女性で、20代〜30代の若い世代が中心となっています。外国人の利用者も増えているようです。
若い女性が東京で一人暮らしをする場合は、防犯面にかなり注意を払う必要があります。ところが複数人で生活をともにするシェアハウスであれば、家にたいてい人がいるので、安心感があります。
特に地方から都内に一人で出てきた場合は、シェアハウスに住むことで孤独を感じずにすむという意見も多いです。シェアハウスの利用者に外国人が多いのも、同様の理由があげられるでしょう。
また、シェアハウスの利用者に外国人が増えていることで、日本にいながらにして外国人と交流ができるというメリットもあります。そのため、留学をしたいけれどできないという人にとってもシェアハウスは貴重な場となっています。